YMF825+FlashAir Player

FlashAirを使用して、ヤマハ製FM音源YMF825を駆動するプログラムです。 LuaによるMML再生プログラムと、曲選択と簡易MMLエディタを備えたWebアプリで構成されています。

ハードウェア

FlashAirとYMF825のSPI端子が適切に接続されていればどんなものでも構いません。 YMF825を搭載したモジュールYMF825Board(http://uda.la/fm/)を使用する場合の回路図を示します。 YMF825Boardは3.3V設定が必要です。メーカーページを参照して必ず設定してください。

回路図

FlashAirのバージョンと設定

FlashAirはW-04のファームウェアバージョン4.00.03以降のバージョンを使用してください。

また、LuaからのI/Oアクセスと、WebDAVおよびWebDAVからのファイル更新を許可する必要があります。/SD_WLAN/CONFIG に適切な設定を行ってください。

IFMODE=1
WEBDAV=2
UPLOAD=1

実行するには

以下のファイルを展開してFlashAirのルートディレクトリに置いてください。 Download

FlashAirにWiFi接続してindex.htmlを開くとWebアプリが実行されます。

MML仕様

基本的にはX68000のMDXのMML仕様に準拠します。 ただし文字コードにはUTF8を用いてください。 もちろんADPCMのサポートはありませんので、関連機能は使用できません。 ノイズジェネレータもありませんので現状では関連機能は無視されます。

また、YMF825は16chのFM音源ですので、ABCDEFGHの8chに加えて、IJKLMNOPの8chが使用できます。

音色定義

音色定義もMDX準拠でYM2151ベースのパラメータを用います。YM825とYM2151はアルゴリズムもパラメータカーブも違いますが、合わせられるところはなんとなく変換を行っています。 うまくいかないことも多いですのであまり期待しないでください。

YMF825ネイティブの定義方法もあってしかるべきですが、ありません。 今後追加予定です。

エラー

エラーを表示する機能が未実装です。 ブラウザの開発者コンソールを参考にするといいかもしれません…

Tips

/SD_WLAN/CONFIG に

LUA_RUN_SCRIPT=/lua/player.lua playlists/プレイリスト.playlist

のように記述しておくと電源投入時に自動的にプレイリストを再生するようになります(「プレイリスト」はプレイリスト名)。 その場合でもブラウザから接続すれば通常通りに操作可能です。

注意

FlashAirは酷使するとすぐ機嫌を損ねて不思議な動作をすることがあります。温かい目で見守りつつ優しくリセットしてください。